大阪大学は2025年2月7日、同大微生物病研究所元助教・平松征洋氏の論文7本について、図表計107点に捏造(ねつぞう)や改ざんなどの研究不正があったと公表した。論文はいずれも百日咳に関するもので、2019年から2023年にかけて発表された。同大では、うち5本の論文について、論文の取り下げを勧告。残 ...
広島県出身で30歳代女性のA子は、毎年実家から送られてくるカキが冬の楽しみの一つだ。だが、夕食にカキフライを食べた深夜、ひどい腹痛と下痢、吐き気が生じた。フライに火があまり通っていなかったことによる食中毒を疑い、その日は自宅で安静にしていた。後日、A子は実家に帰省し、生カキを食べたと… ...
中国の山東大学のYaGao氏らは、重症ではないインフルエンザ患者に対する抗ウイルス薬の有益性を明らかにするために、系統的レビューとネットワークメタアナリシスを行い、バロキサビルにはハイリスク患者の入院を減らし、症状軽減までの時間を短縮する効果が見られたが、他の薬には重症ではないインフ ...
「雑音の中で話が聞き取れない」「テレビや映画は字幕がないとよく分からない」──。患者やその家族からこうした訴えがあったら、「LiD/APD(聞き取り困難症/聴覚情報処理障害)」かもしれない。LiD/APDとは、聴力検査では異常がないにもかかわらず、聞こえにくさを感じたり、聞き間違いが多かったり… ...
オーストラリアFloreyInstituteofNeuroscienceandMentalHealthのChenyinChu氏らは、高齢者が参加した2つのコホート研究を利用して、年齢と臨床認知症評価尺度(CDR-SB)スコアの変化から、軽度認知障害(MCI)およびアルツハイマー型認知症(AD)の発症年齢を予測するモデルFloreyDementiaIndex(FDI)… ...
米国Stanford大学のManjulaKurellaTamura氏らは、米退役軍人局(VHA)とKaiserPermanenteofSouthernCalifornia(KPSC)のデータベースを利用して、高血圧の厳格管理群は標準管理群よりも心血管リスクを減らせることを示したSystolicBloodPressureInterventionTrial(SPRINT)試験の結果を、幅広いリス… ...
米国サンフランシスコ公衆衛生局のMadelineSankaran氏らは、2022年10月に細菌性の性感染症(STI)対策として「ドキシサイクリン曝露後予防(doxyPEP)ガイドライン」を発表した前後での患者数の変化を調べたところ、同市内の男性同性愛者とトランスジェンダー女性のクラミジアと早期梅毒の症例数が、そ ...
皆さん、こんにちは。1カ月に支払う医療費の自己負担額に上限を設定した「高額療養費制度」。限度額は収入や年齢によって決められています。この限度額が、2025年8月から引き上げられる方針であることを、皆さんはご存じでしょうか?例えば年収約1160万円以上 ...
臨床でよく出会う症例を基に、診断・治療の要点をクイズ形式で考え、学んでいきましょう。今回取り上げるのは、『日経メディカル』2020年8月号に掲載された救急のクイズです。患者は76歳女性。受診7日前から強い倦怠感と食欲不振を認め、4日前に近医を受診。上気道炎の診断で、対症療法を受けていまし ...
前回は、初心者がCTだけではなく、画像全般の異常所見を根本から理解するのに最適な書籍シリーズ4冊のうち、最初の2冊を紹介した。今回は残りの2冊を取り上げる。書籍を紹介する前に、再びCTについての逸話を述べる。世界的に見て、日本はCT設置台数が頭抜けて多いのは周知の事実だ。
米国Pennsylvania大学のLauraM.Dember氏らは、血液透析の維持療法に伴う慢性疼痛を経験している腎不全患者を対象に、12週間の痛み対処スキル訓練(PCST)の疼痛軽減効果を調べるランダム化比較試験(RCT)を行い、通常ケア群に比べ、強くはないが臨床的に意味のある疼痛軽減効果が得られたと報告した。
第31回日本糖尿病眼学会総会(会期:2025年1月25~26日、開催地:那覇市)で君津中央病院(千葉県木更津市)糖尿病・内分泌・代謝内科の石橋亮一氏らは、糖尿病黄斑浮腫(DME)に対するSGLT2阻害薬の有効性を検討したCOMET試験に関して、第2報として詳細な検討結果を報告した。約1年の追跡期間において… ...
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